どうも、ちほー国立人間ゆーたろーです。
最近の話ですが、東京の私立大学の難易度は上昇しています。境界線は2018年で、文科省が定員を減らすように命令したために、早慶やマーチの難易度が急上昇しました。それまでは、文系はマーチでも偏差値が55程度の学部はザラにありましたが、現在では最低でも偏差値60となりました。今後、センター試験の形式が変わるため、センター試験がほぼ必須の国立大学を敬遠する流れから、私立大学の難易度は更に上がることでしょう。
その結果、浪人生が増加し、更に受験生が増え、難易度は増すことでしょう。その流れから、私は地方国立大学の難易度が上昇すると予測しています。特に、都会に近い地方国立大学の難易度は上昇するでしょう。
今回は、それについて書いていきます。
- 地方国立大学とは?
- 都会に近い地方国立大学の文系の難易度は上昇中
- 今後の動きは
- 最新の地方国立大学の対策
- まとめ
いわゆる旧帝国大学や横国・神戸・筑波以外の地方にある国立大学です。田舎に行けば行くほど難易度は下がる傾向にあります。難易度の幅としては、成成明学あたりから早慶下位までです。一般的な地方国立大学の難易度はマーチレベルです。そのため、その県の二番手の学力を持つ人たちがその県の地方国立大学に入学する傾向にあります。
就職については、地元に強い傾向にあります。ただし、東京で就職する場合、マーチにネームバリューで負ける傾向にあり、国立大学として一定の評価を受けることが多いです。
都会に近い地方国立大学の文系の難易度は上昇中
私は、暇潰しに色々な大学の偏差値を見るのが好きで、最近も河合塾の偏差値一覧を見てみたのですが、非常に驚いたことがありました。
それは、都会に近い文系の地方国立大学の難易度がかなり上昇しているところです。
例えば、都会に近い地方国立大学といえば、
- 埼玉大学
- 静岡大学
- 茨城大学
- 信州大学
- 滋賀大学
- 群馬大学
- 宇都宮大学
となります。
これらの大学の中の一部の文系学部の偏差値が、5~10上昇しています。センター試験の得点率も5%ほど上昇しています。
例えば、某受験サイトでによると、埼玉大学の経済学部だと、マーチが入りやすいと言われていた頃は偏差値が55だったのが、今は60ほどになっています。
原因は、二次試験の問題の難易度ではなく、倍率です。
さまざまなサイトで都会に近い大学の倍率を覗いてみると、やはり倍率はマーチの難化に合わせて上昇していますね。
どこの大学も倍率は2倍程度だったのに対して、3倍近くまで上昇しています。地方国立大学の文系学部は、基本的に少人数の学生しか取りませんが、例えば、一つの学部で300人取るとすれば、受験者数は600人から900人に増えるわけです。
ここまで倍率が上昇した根本的原因は、マーチの難化が原因だと思っています。マーチに受からなかったときに備え、地方国立大学を受験したり、浪人生が国立大学へ志望校を変えたりする流れが大きくなったというわけです。
うちの大学でも、明治に落ちて来たという人がいましたね。
大学の難易度の変化は連動しているわけです。
私が思うに、今後はマーチの難易度が上昇すれば、地方国立大学の難易度は上がるし、その逆もあり得ると思います。地方でも、国立大学というブランドは強いです。それが、レベルを一定に保つ要因になっていると思います。そのレベルがマーチと連動します。それが、とりわけ都会に近い地方国立大学で顕著に見られるわけです。
また、少子化が進行しているとは言え、最近は安定していますから、急な難易度の変化は、人為的なものを除き、ないでしょう。ただし、マーチレベルの大学の入試に関する影響力は大きいですから、マーチの合格定員を減らせば、それは日東駒専や地方国立大学にも影響します。
そもそも、地方国立大学は元々定員が少ないわけですから、これ以上減らしようがないわけです。
それと、なぜ都会に近い地方国立大学の難易度が変動しやすいのかというと、単純に距離の問題ですね。埼玉とか茨城とか静岡とか、東京に近いところの国立大学は、マーチと併願して受けやすいでしょうから、マーチと難易度が連動するのは当然のことですね。
というわけで、これらの国立大学を受験する際は、マーチの難易度も注視していきましょう。基本的に難易度は地方国立大学 = マーチですから、舐めてかからずに挑みましょうね。
地方国立大学はセンター試験重視です。
特に地方国立大学は、人手不足も相まって、より変化に沿うような形の入試形態を取り入れますから、注意が必要です。
まぁ私は、地方国立大学に不公平なジャッジはあってはならないと思っていますがね。なぜなら、地方国立大学は地方の平凡な人が高等教育を受ける絶好の機会だからです。それでも、入試形態は変わるみたいですから、こちらの変化が必要です。
詳しい受験情報は各大学を見てくださいね。
今回は都会周辺の地方国立大学の文系の難易度が上昇していることについて書きました。まあ結論、マーチの入試への影響力はめちゃくちゃでかいわけです。
私は、地方国立大学の中でも都会に近い方の地方国立大学は難易度が上昇して然りだとは思っていたわけですがね。
というわけで、今回はここまでにしておきます。